魚津市の歯医者・インプラント治療 やまざき歯科クリニック

院長のBlog

ガイド手術

2016.11.18  カテゴリー:歯科, インプラント

 骨の中に人口の歯根を埋め込むインプラント治療を行うにあたって、歯茎を切開したり骨に穴をあけたりと多少の外科処置は避けられません。「手術が怖い・・」という理由でインプラント治療を断念する患者さんもおられます。そんな中、当院では撮影したCT画像をもとに、コンピューター上でのシュミレーションを行い、ミリ単位で正確な手術が可能になるガイドサージェリー(ガイド手術)を導入しております。これを利用することで手術中に起こりうる血管、神経損傷といったリスクをなくすことはもちろん、何よりも手術時間の短縮につながります。手術時間が短いと術後の腫れや痛み等を軽減することにつながります。患者さんの肉体的負担を軽減することはもちろん、安心、安全に正確な手術を行うことが可能になります。

 僕がインプラント治療を始めた10数年前からは考えられない進歩です。昔は平面的な一枚のレントゲン写真をもとに、血管の位置や骨の厚みをトレーシングペーパーでトレースしてインプラントのサイズを決定していました。いざ手術してみると予想していた骨の形態と違っていてプラン変更ということも多々ありました。たった10年でここまで変わるとは歯科治療も日進月歩ですね。時代の波に乗り遅れないようこれからも新しい目を持ち続けていきたいです。

昔はレントゲンに後ろから光を当て、手書きでトレースして定規で長さを計測していました。

今はCT画像をもとに、コンピューター上で正確なシュミレーションが可能です。

このようなマウスピースをはめて手術を行います。穴の中にドリルを決められた順番に通すだけで簡単に手術が終わります。