当院は歯科用CTを導入予定です。これまでの一般的なレントゲン写真では平面的な情報しか得られなかったのですがCTを用いることで3次元的な情報を得る事ができるようになりました。つまり、歯の根っこや骨の複雑な形を把握したり、神経や血管がどの位置に存在するかなどミリ単位で確認する事が可能です。日常の治療においても様々なシーンでの活躍が期待されます。主に根っこの治療や親知らずの抜歯、口腔インプラント治療などに有用です。また顎関節まで撮影可能ですので変形性顎関節症の診断にも用いる事ができます。ずいぶん前より歯科の分野でもCTを用いた診査、診断はなされていましたが高価な機器であり一般開業医にはなかなか手がでない物でした。ここ数年で価格も比較的お求めやすくなり(とはいっても冷静に考えるとやはり高額ですが・・)開業医でも導入している医院が増えています。
先日、お世話になっている歯科材料屋さんの展示会にて当院で導入予定のCTを見てきました。ひと昔前のCTの画像に比べてとてもシャープで見やすく納品されるのが今から楽しみです。と、その前に建物がまだでしたね・・・。